はたの養蜂記録:うまくいったりいかなかったり
山下 慎吾(Sakanayama Lab.)
はた地域において養蜂に挑戦してみた結果,うまくいったこと,うまくいかなかったことについて報告する。2008年にセイヨウミツバチ1群をわけてもらい養蜂を開始。2011年にニホンミツバチ分蜂群を初めて確保。その後,増勢,増群,採蜜,分蜂,蜜源植物,オオスズメバチ対策,ハチノスツヅリガ対策,越冬などについて記録を取りながら小規模で継続してきた。セイヨウミツバチと比較してニホンミツバチの養蜂は工夫の余地が多い。ひとつの待箱でひと春に4-5群の分蜂群をとらえる工夫,増勢や採蜜が容易となる巣箱構造の改良,なぜかうまくいかない分蜂誘導版など,試行錯誤の結果を共有することで,養蜂の楽しさを伝えたい。
山下 慎吾 YAMASHITA, Shingo, Ph.D.
Sakanayama Lab. 代表 博士(学術)
専門は保全生態学・河川生態学。2008年から趣味の養蜂を開始。仕事柄それまで水域ばかりをみていたのですが,ミツバチを飼うことで身近な陸域に対する興味がでてきました。養蜂経験が浅いのですが,10年一区切りとして報告させてもらえればと思います。