永らえる産業を目指して
中田 巌(大月町備長炭生産組合)
先人が残してくれた貴重な資源ウバメガシ。いま私たちは、このウバメガシで世界一の炭、備長炭を作っています。ウバメガシは伐っても三十年ほどで、再び伐ることができるようになるので、循環型の産業にしていきたいと考えています。それと同時に、ウバメガシのドングリを拾って苗木づくりも行っています。三年ほど育てた苗木を山に植樹して、将来ウバメガシの原木で溢れた大月町にしたいと思っています。今度は私たちが、未来に資源を残していく番です。
中田 巌 NAKATA, Iwao
大月町備長炭生産組合 事務局長
日本一若い備長炭の組合を牽引してます。ウバメガシの成長と同じように、大月町に住み働く若者の成長にも力を注いでいきたいと思っています。