幡多地方のヤモリ(海岸部編)
谷岡 仁(NACS-J自然観察指導員)
ヤモリは、夏の夜に壁をちょろちょろしている、壁チョロとか、ひちぶしゃ、とびはみ、など呼ばれるは虫類です。高知県には3種のヤモリ、幡多地方にはニホンヤモリとタワヤモリの2種のヤモリが生息しています。海岸部の森で暮らすタワタモリは、環境省と高知県のレッドデータブックの対象になっています。高知県ではヤモリはあまり調べられておらず、2種の分布の違いはわかっていません。今回、調べたところタワヤモリが海岸部に広くみられ、幡多地方は県内を代表する生息地です。一方、黒潮町や四万十川沿いでは、主にニホンヤモリがみられました。幡多地方の2種のヤモリの分布について調べてわかったことを報告します。
谷岡 仁 TANIOKA, Hitoshi
NACS-J自然観察指導員
高知県内の小型の哺乳類や両生爬虫類、野鳥の情報をあつめています。香美市に住んでいます。