地域の小さな博物館ができること
川村 慎也(四万十市教育委員会)
四万十市立郷土資料館は設置から45年を経て初めての大規模な改修を平成28年度から行ってきた。このリニューアルに関わりながらわかってきたこと、リニューアルを通じて実現したこと、しえなかったことを振り返りつつ、来年のオープンに向けて小規模な資料館の役割や、地域でできること、やろうとしていること、できそうなことを整理する。郷土文化の洗い出し、教育、観光など多岐に役割を担うことになる施設のこれからを考えてみたい。
川村 慎也 KAWAMURA, Shinya
四万十市教育委員会 社会教育振興係長
専門は考古学。文化財保護行政に関わって19年。発掘調査など遺跡の保存のほか、諸々の文化財の保全や修理、活用などに関わってきました。近年は風景の価値を語り直す文化的景観の保全等にも関わっています。