ムラの調査と『四万十町地名辞典』
武内文治・楠瀬慶太(奥四万十山の暮らし調査団)
四万十町の住民グループ「奥四万十山の暮らし調査団」では、2016年から町内の集落調査を実施している。各地の古老からムラ(集落)の民俗を聞き取るとともに、戦国期の『長宗我部地検帳』や江戸期の地誌に載る通称地名を収集・現地比定。住民と研究者が共同で地域の歴史文化を記録し、伝承する「地域再生の歴史学」を実践している。調査成果や地域史の文献などをホームページ「四万十町地名辞典」で公表し、地域の歴史文化を残す活動の重要性を発信している。
武内文治 TAKEUCHI, Bunji・楠瀬慶太 KUSUNOSE, Keita
奥四万十山の暮らし調査団は、四万十町や高知県内の歴史を刻んだ地名や地域資源など集落の歴史情報を聞き取り記録する活動を行っています。地名は先人の語り部。一つの地名の物語は、あなたの検索から始まります。