研究会はたのおとの新しいプロジェクト「みんなで作る 四万十流域風景図鑑」が始動します。
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四万十川の流域には河川や山々の作り出す様々な風景があり、わたしたちの暮らしの場となっています。これらの暮らしの風景は、一見どれも同じに見えますが、よく見るとその土地で生きるための工夫や知恵、地域毎の歴史の重なりによって、独特の個性を持っていることに気づきます。丁寧に見ていくことで読み解かれていく当たり前の風景の面白さを楽しんでみましょう!
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「みんなで作る 四万十流域風景図鑑」は、幡多の風景を知り、その意味と価値について考える調査プロジェクトです。
暮らしの場である四万十川流域の集落に着目し、自然環境や歴史、文化などの側面から調査、整理し、比較検討できる基礎情報を蓄積します。基礎情報をもとに風景を楽しむ図鑑を作成し、ウェブ等での公開や、まちあるき、地域学習に役立てることで、多くの人が風景の個性を知り、楽しむきっかけを創ります。
最初に取り組む集落は、四万十川から少し奥まった場所に位置する、すりばち状の地形がユニークな四万十町里川集落です。参加には専門知識や経験がなくても心配ありません。楽しみながら風景を観察していくと、少しだけ地質や地形、歴史や建築、石積みなどに詳しくなったりするはずです。そしてみなさんと歩いて見つけて考えた成果が図鑑の一葉となっていきます。
ワークショップの報告や現地で見つけた様々なことがらの紹介、ワークショップの実施案内などを随時発信していきますので、ぜひご注目ください。
「みんなで作る 四万十流域風景図鑑」プロジェクトリーダー 川村慎也