徳廣 誠司 TOKUHIRO, Seiji

黒潮町の防災減災対策

徳廣 誠司(黒潮町 情報防災課)

2012年3月に、南海トラフの巨大地震による推計が、内閣府及び高知県から公表されました。黒潮町においての想定は、最大震度が7、最大津波高が34.4mという極めて厳しいものでしたが、いかなる困難な状況に直面しようとも、まず住民の命を守るということを大原則とした取り組みを進めてきました。「あきらめる」ことからは何も生まれない。繰り返された南海地震の甚大な被害からも、決してあきらめることなく「ふるさと」を再生してきた先人の経験に学び、一人の犠牲者も出さないための南海トラフ地震・津波対策を完成させることが大切であり、「あきらめない。揺れたら逃げる。より早く、より安全なところへ。」を共有の言葉とし、「避難放棄者」を出さないという基本理念をもって各施策に取り組んできました。

徳廣 誠司 TOKUHIRO, Seiji

黒潮町 情報防災課長

1965年 黒潮町生まれ、1984年大方町役場に入庁、町民、産業、税務担当等の部署を経て2006年大方町、佐賀町の合併により黒潮町役場勤務となる。2014年に情報防災課消防防災係に配属、2017年4月から情報防災課長として防災対策全般に携わり現在に至る。