松熊 修吾 MATSUKUMA, Shugo

竜串ビジターセンター -特徴とくふう-

松熊修吾(建築倶楽部・西日本科学技術研究所設計共同体+小原デザイン事務所)

ビジターセンターとは、展示・解説・案内などにより、自然公園の利用者へ自然や利用に関する情報を提供し、適切な利用を促す公園の中心的な施設のこと。環境省が整備する「足摺宇和海国立公園 竜串ビジターセンター」(2020年春開館予定)は、前述の役割に加え、地域のエントランスとして竜串地区の利用者増を後押ししながら、周辺の自然資源の保全・活用を支える拠点となることを目指しています。設計では、地域内外の方々が気軽に訪れ憩える場づくりを重視し、竜串湾のパノラマ景観と南国高知らしい雰囲気をゆったり楽しめる配置・造りとしました。本発表では、そうした特徴とくふうについて、設計者の立場からご紹介させていただきます。